2013年1月27日日曜日

ぶらり奈良。 法隆寺と、また若草山の山焼き。

2013年1月26日(土曜日)

毎年第4土曜日は、奈良の若草山の山焼き。
「今年も、行くぞ~!!」と、山焼きを見に行くことにしました。

山焼き前の、花火。    これわかります?
家内:「わ~。こんな花火あるの?  牛?」
ボク:「ちゃう。 奈良公園と言えば、鹿やろ。 シ・カ。」
そう、上に見えるのは、シカの花火です。
たぶん、奈良公園でしか、うけない花火。
奈良公園でしか(鹿)・・・。 プッ、プッ、プッー。(笑)


奈良盆地南部に住む私にとって、奈良市内は往復約60kmほど。
今年は、法隆寺経由で行きます。(約70km程のサイクリングです。)

奈良県南部から、法隆寺のある斑鳩の里近辺までは、飛鳥川沿いに「大和中央自転車道」というサイクリング・ロードがあります。
北海道のサイクリング・ロードのように、ずどんと、まっすぐ大地を切り裂いて走る道ではなく、道路と交わるときは一旦停止でコマ切れ。
川の右側を走ったり左側を走ったりと、うろうろさせられます。
でも、春には黄色い菜の花が綺麗ですし、秋には黄金色の稲穂が見ることができて、ボクのお気に入りです。
飛鳥川沿いを10km程走ります。

飛鳥川を離れ、大和川沿いを走る、斑鳩の里のサイクリングロードは、こんなになちゃいます。
さすがは、いにしえの斑鳩の里。 サイクリング・ロードも「わび・さび」あります。
ここから、10分ほどのサイクリングで、法隆寺に到着です。

3時半に法隆寺到着です。(我が家から、1時間半で来ることが出来ました。)
正面玄関は、南大門。
(国宝です。)
この門は、タダで入ることができます。

南大門をぬけると正面に、中門、回廊、五重塔がみえます。
(いずれも、国宝です。)

このまま進んで、右を向くとこんな感じ。
この道の奥が、東大門です。(これも、国宝)
本日は、寒いためか?はたまた夕方のためか?人が少ない。
でも、若い女性のグループが多いみたい。
左の手水所(ちょうずどころ)で、キャキャ言いながら手を洗っています。

このまま、中門まで進みます。

中門の横に、でーんと「世界遺産」の石碑。
日本で最初に指定されたそうですよ。
(やっぱり、順番は大事なんでしょうかね~?)

中門から先に行こうとすると、拝観料が必要です。
お値段、1000円。
「え~。しぇんえん!!」
ボクは、完全にビビっちゃいました。
前来た時は、もっと安かったと思ったけれど・・・。
世界遺産になったから、価格アップしたの?
まぁ、何回か来ていますし、
4時から拝観するには時間が無いし、
夢殿や、中宮寺にも行きたいし、
今日のメインは山焼きやし、
・・・・。
( く、く、くるしい~。  言い訳が尽きそうや~。)
とにかく、拝観をパスして次に進むことにしました。
急いで、いこ!!

東大門をぬけて100m程進むと、夢殿に着きます。
拝観料200円です。

ここを、左に行くと中宮寺に着きます。
ここには、ベッピンさんの観音様がおられます。
が・・・、拝観時間は4時まで・・・。
閉店、ガラガラ~。です。

見られないとなると悔しいでは、あ~りませんか?
せめてもの記念にと、入り口横の掲示板を、パシリ。
なんでも、この国宝菩薩半跏像(如意輪観音)さまは、飛鳥時代の最高傑作で 我が国美術史上数少ない「古典的微笑(アルカイック・スマイル)」で、モナリザと並んで「世界の三つの微笑像」と呼ばれているそうです。
ん~。 お会いしとうございました。
今度来るときは、もっと早く来ま~す。


斑鳩の里を出発して、金魚で有名な大和郡山近くで若草山が良く見えました。
(この写真は、結構ズームしています。)
ここで、山焼きを見てもいいかも・・・。
と、なんでも楽をしたがるボクは思案をしましたが・・・。
ダメ?
は~い。 奈良公園まで、走ります。

大和郡山市内に到着。
山焼きまでには、少し時間があるので、「よってこ。」
と、郡山城にきました。
これは、内堀です。
立派な石垣でしょ?

天守閣跡です。
昔は、ここに、デーンと天守閣がそびえていたのです。

内堀の石垣の中に、なんと、高校があるのです。
ここは、奈良県立郡山高校です。 奈良県屈指の進学校。
なのに、なのによ。 なぜかスポーツが強い。
野球は、甲子園に何度も行っていますし、他のクラブ活動も盛ん。
スポーツもできて、勉強もできる。 日本国内でもそんなに多くないはず。
(ボクの学力では、カスリもしない高校でした~。)

お城の一部を再建しています。
これは、大手門。 なかなか、渋い!!
植木屋さんが、作業中でした。

しまった。また、お城に時間を使いすぎてしまった。
大急ぎで、奈良公園を目指します。

今日はとっても寒い。(予報では最高気温が6度)
風も強く吹くので体感気温はもっと低いはず。
去年と同じく、お腹が空いてきた上に、手の感覚がなくなるほど冷たい。
「お店で、何か食べよう。」と寄ったのが、牛丼の松屋さん。
大盛り(380円)に、お味噌汁が付きます。
冷えた体にお味噌汁が美味しい。
手の感覚が、じょじょに戻ってきます。
「牛丼も安くて美味しいやんか~。」
でも、店で食べている客は、クラブ帰りの中学生風の子たち。
中学生の小遣いで十分食べることができるお店ですもんね。
若い子に囲まれて50代半ばのおじさんは、小さくなって食べました。


今年も、奈良公園の飛火野(とびひの)で、見物です。

去年と違うのは、とんど焼きをしていたので寒くなれば近くに行って暖まれること。
これだけの火力だと、少々離れてもあったかい。
ただし、火の粉が舞うと大急ぎで退避しないと、化繊のウインドブレーカーに穴が開きます。


18時15分から花火が上がります。
真冬の花火も良いものです。
仕事が少ない時期の花火だけに、花火師の気合入れようが違います。
「たまや~!!」

後半になると、大きい花火が、ドッカン・ドッカン上がりだしました。
あたりが明るくなるくらいの花火と、お腹に響く破裂音とで見ている人たちの歓声が会場にわきます。

花火のフィナーレ。
「これでもか~。」
と、いうくらいの花火の連打。
終わった時には、拍手が起こりました。

花火が終わると、見ていた人は、ドーっと、とんど焼きに集まりました。
寒いんです。
花火の間、我慢していた人たちが、「お~、さむ。」と、火にあたっています。

いよいよ燃え出しました。
離れたここからでも炎が見えるくらいです。(5m位上がっていくのでは?)
花火と違い、静かに燃え広がります。
見ている人も静かに見守ります。

少しずつ炎は、山頂を目指して上がっていきます。
上がるにつれて火力が弱くなる感じ。
そうなると、見ている方としては、面白くないので、大勢の人が帰りだします。
「それじゃ、ボクも・・・。 帰りは遠いので・・・。」
と帰ることにしました。

公園内の道路は、規制されて車が入れません。
歩行者に気をつけながら、気持ちよく自転車に乗って奈良公園を後にしました。


奈良公園から、10km程約30分ほど自転車で南に走れば天理市。
お約束の、「寒いよ~。 腹減ったよ~。」
と、なります。
寄ったのは、天理に本店のある彩華ラーメン。
奈良県内に他に4店ほどありますが、なぜか本店が大人気。
彩華ラーメン(680円)。
混んでいたので、30分待ちました。
白菜たっぷり。濃い目のしょうゆ味。ニンニクたっぷり。
スープを全部飲めば、あとで猛烈に喉が渇きます。
美味しいのですが、ボクには本店と支店の味の差がわかりません。
(家の途中に支店がありましたが、ガラガラでした。)


ボクの山焼きの写真を見た家内は、
家内:「私も、山焼きを見たい。」
(そう、家内は結婚して奈良に来て30年近くになるのに、山焼きを見たことがないのです。)
ボク:「えっ? 自転車で走りたいの?」
家内:「自転車で行ったら、その日中に奈良公園に着けません。 車や、車。」
ボク:「車は混むし、駐車場代、高いで~。」
家内:「でも、山焼き見たい。 お願い、来年連れて行って。」
ボク:「・・・・。」
家内が下手に出て、お願いするときが、もっとも危険。
結婚当初、これに気付かず、何度かエライ目にあいました。
今回で山焼きのブログは、終わりそうな予感。

「こらもう、しゃ~ない。」


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