2013年7月7日日曜日

兵庫県垂水駅から岡山市内まで(息子達と3人旅)

2013年7月6日(土曜日)

ボクのジュニア達2人は、大阪から岡山まで一日で自転車で走るとのこと。
「パパも、一緒に走っても良いですか?」
と、お願いして3人で岡山を目指すことになりました。
しか~し、大阪から岡山市内までは180kmもあります。

ジュニア達は、大阪市内の長男の家を朝4時半に出発予定。
ん~。
ボクの住む奈良県から電車を使って、大阪に朝の4時半に到着する手段はありません。
ボクが、始発の電車に乗って
ボク:尼崎で落ち合う?
ジュニア達:5時に通り過ぎるで。(絶対間に合いません。)
ボク:それなら、西宮では?
ジュニア達:6時に駅に着ける? (そんなの無理です。)

決まったのが西宮よりはるか西の垂水駅で朝8時に落ち合うこと。
ボクは、家の近くの駅を朝5時13分始発電車に乗りこみました。


眠い目をこすりながら垂水駅で自転車を組み立てていると、ジュニア達は、
「チューッス。」と、垂水駅で合流。
大阪から、垂水駅までは約50km。
結構な距離ですが、めちゃくちゃ元気。
「ついて行けるかしら?」と、若干の不安を感じながら出発です。
垂水駅から国道2号線を、しばらく走ると明石大橋が見えてきます。
尾道、今治を結ぶしまなみ海道と違いこの橋は、自転車では渡れない。
今までは、タコフェリーで自転車を乗せて淡路島に行けたのですが、残念ながら2011月6月29日に航路廃止に。
今は、高速艇の淡路ジェノバラインでしか淡路島に渡ることができません。
約13分で明石から淡路島につけて便利なのですが、自転車は客席に入れてくれません。
客室外の船のデッキに置かれた自転車は、着くころには潮まみれになります。

せっかくなので、ジュニア達を明石大橋前で記念写真をパチリ。
ちょっとお茶目な28歳独身。双子のジュニア達です。

明石までの道は、自転車で4回、オートバイで2回走っている良く知った道。
「パパに任せなさい。」
と先頭を走っておりました。
「大阪から、まともに休憩せずに走って来たので、マクドナルドで休憩したい。」 とのジュニア達の要望に
「うん、もう少し走ればあるわ。」
と、あやふやな記憶に関わらず、完全に知ったかぶりの返事。
・・・。
あったのよ。確かにあったのですが、気づかずに調子良いスピードで通りすぎてしまったのです。
マクドナルドに入るつもりで、減速していたジュニア達は、通り過ぎるボクにビックリ。
ボクに追いついた頃には、2~300m通り過ぎていました。
先が長い行程での、「逆戻りはイヤだ。」とのお二方の意見でそのまま進むこととなりました。

完全に、ジュニア達の信用を無くしたボクは、後を走ることに・・・。
国道250号線を明石から姫路方面にはしります。
ボクは、「ごめんね。」と言いながら、後をついて行くのでした~。



250号線加古川のマックスバリューでちょっと休憩。
「父に任せなさい。 何でも欲しい物を買ってあげるから・・・。」
と言って父の威厳を保とうと努力。
(家内から「息子達に」と、お小遣いを1万円をゲットしてましゅ~。)

加古川を渡ります。
天気は、晴れたり曇ったり。
この季節、曇ってくれると助かります。(雨はいやよ。)
晴れると、ジリジリと体を焼かれるような日差しになります。

姫路近くなると、とっても広くて走りやすかった国道250号線は、姫路バイパスに接続します。
自転車は、姫路バイパスは走れないので、そのまま国道250号線を走りますが・・・。
「これが、同じ国道250号線ですか?」
と思うくらいの貧相な道になります。(車は、ほとんどバイパスを走ります。)
これから先は、こういった感じの道が多くなるはず。
車に気を付けてね~。

姫路の市街地の南を走る国道250号線を走ります。
日差しが、また、出てきた~!!
ボクは、タオルを姉さん被りにしてタオルの上からヘルメットをかぶり、鼻の位置でタオルを洗濯ばさみで留めます。
タオルの隙間から、サングラスが出た非常に怪しげな姿ですが、これで完璧に日焼けからお肌をガード。
ジュニア達にも勧めましたが、
「若者には、それは無理。」と断られました。
せっかく、色の好みもあろうかと赤・緑・水色と3色の洗濯ばさみを持ってきたのに・・・。

揖保(いぼ)川沿いを走ります。
国道250号線をそのまま進んでも、相生(あいおい)、赤穂(あこう)と行ける。
でも、地図で見ると入り組んだ海岸線を走る道となります。
アップダウンも多そうな予感。
ということで、一旦国道250号線を離れ、揖保(いぼ)川沿いを、北上し国道2号線で、相生まで行くことにしました。

でも、この道は結構ハード。
すなおに、揖保川沿いの道を進んでくれない。
グーと、川を離れて道がそれたかと思うと、坂道になったり・・・。
相生駅着は昼の1時過ぎ。
もう、お腹がペコペコです。
休憩ごとに、「お昼ご飯は、何にすっかな~?」と、携帯電話で食べログをチェックしていたジュニア達ですが、目に入った相生駅近くの「すき屋」に入って牛丼をいただきました。
並盛280円に、生卵とお味噌汁セット70円プラスして350円なり~。
ボクが、ジュニア達の分もおごりました。 すごい!!

昼ごはんを食べて、元気が出た。
快調に相生市内を走ります。
でも、・・・。
少し走ると赤穂に続く国道250号線は、峠道になります。

ジュニア達の走行距離は、すでに110kmを超えています。
ボクが自転車旅行で一日で走る目安にしている距離です。
それでこの峠道。 キツイ走行のはず。

長男は、なぜか上り坂になると闘志を燃やしてグイグイ先を走り出します。
ボクと次男は置いてかれました。

やっと峠の頂上です。(赤穂市に入ります。)
先に着いた長男が、ボクと次男を待ってくれています。
「もすぐ峠越えだ~。」 
汗がしたたり落ちます。 息が完全に上がっています。
7月の日差しがジリジリと、体を焼き付けます。

後は下り坂。 一気に下りて行きます。

千種(ちぐさ)川沿いを、赤穂市街地に向かって走ります。

JR赤穂駅前を通過。
「せっかくだから、赤穂城を見てく?」
と、言える雰囲気は全然ありません。
さっきの峠が、キツイかった上に、まだ先は長いのです。(残り約50km)
(赤穂と日生の間に、まだもう一つ、峠があるのよね~。)


赤穂の市街地を抜けて日生方面を走ります。
人がいなくて安全な歩道では、3人で、ぺちゃくちゃしゃべりながら走ります。

赤穂市街地の郊外で信号待ちするジュニア達。
どうも長男の様子がおかしい。
さっきの峠越えを飛ばしすぎて、へばったみたい。
「かまへん。」と、言いう長男のリュックを無理やり取って、ボクは2つのリュックを背負いました。
親ガメの背中に子亀が乗るように、リュックの背中にリュックを背負っています。
はじめ嫌がっていた長男ですが、「楽でええわ~。」と快適に走りだしました。
その間、ボク、ガンバリま~す。

この状態で峠越えを目指します。



最後の峠越えの開始です。(長男は、またグイグイ飛ばしていきます。)
左は、のどかな田園風景と、JRの線路が走りナイス・ヴュー。
このまま、一つ目の峠は、クリヤーしていきます。
えっ? 一つ目?
そう、「峠クリア!!」と思ったその先に、もっとハードな峠が控えていたのです。
(ボクはすっかり忘れていたのでした~。 ゴメン!!)

2つ目の峠道。
うん、うん。 わかる、わかる。
「もう、岡山市内まで楽ちんな道しかない。」
と、ボクが断言してのこの峠道。
とっても、とってもきついのは、うん、うん。 よく、わかる。
でも、頑張らなきゃ岡山に着かないよ~。
ジュニア達。 頑張れ!!
精神的、強力ダメージを与えてしまったボクは、一生懸命に応援するのです。
フレ~!! フレ~!!

やっと、峠道の頂上に到着!!
ここで、「ようこそ、岡山」の、石碑。 ここから先は、岡山県です。

海沿いの日生(ひなせ)をゆっくり走ります。
風景は綺麗し、車の少ないのでのんびりサイクリングです。

日生の市街地を通過です。
ここは小豆島に渡るフェリーの発着場です。
磯の香りが良い!! な~んか、美味しい魚が食べたい気分。
家内の実家では、岡山の近海で取れた魚の刺身が待っているはず・・・。
もう少しのがまんです。

日生市街地を抜けて、備前に向けて国道250号線をはしります。
綺麗な海沿いの道が続きます。
途中、元気が戻った長男が自分でリュックを背負いました。
ボクは「そ~う?」と、言いながら内心は「良かった~。」って感じ。

前傾姿勢で乗るロードレーサーでの重い荷物は、腕に来るのです。
荷物を長男に渡しても、自分の意思とは関係ないく、プルプル腕が震えているのは、な~ぜ?

備前から国道2号兼250号線(一緒になっています)を走ります。
岡山まで25kmの表示。
もう少しのようで、結構あります。
ジュニア達の走行距離は、既に約160kmになります。
110km走行のボクでも、疲れがたまってキツイわ~。
ジュニア達の疲れは、もっとのはずですがペースが落ちない。
このまま一気に家内の実家を目指します。

国道2号線は狭い箇所が多い上に、大型トラックなどの車の交通量が多い。
ジュニア達、 気を付けて走っておくれ~!!

岡山の3つの大河の一つ、吉井川を渡ります。

吉井川を渡り5kmほど進むと雨が降ってきました。
岡山市内に向かう国道250号線は、岡山市内に近づくと新幹線と並行して走ります。
雨を避ける為に、新幹線の高架の下の道を選びました。
新幹線を作るための作業用の道路がそのまま生活道路として利用されているのです。
お蔭で、雨に降られずに走ることができます。
もう、ここまでくれば道は慣れたもの。
裏道も自由自在です。


岡山市内を流れる大河、旭川の横を走ります。
もう少しで、家内の実家に到着。
しかし、さっきまで止んでいた雨が、また強く降り出しました。
でも、残り10分程なので一気に走ります。
お腹空いたよ~。 おしりが痛いよ~。 疲れたよ~。
早くお風呂に入りたいよ~。

とうちゃ~く。(予定通りの夕方6時前に着きました~。)
おじいちゃんは、孫の到着を待って自転車を置けるようにと、車をどかしてガレージを空けていてくれました。
雨の中ガレージに飛び込んで、ほっとした瞬間のジュニア達。
お疲れ様~!!

ジュニア達の大阪からの走行距離は185km。
ボクは、こんな距離を一日で走ったことはありません。

ジュニア達は「180kmがこんなに、しんどいと思わんかった。」
と、口をそろえて言っております。
まっ、「若かった。」と、言うことで・・・。
「今度来るときは、途中で一泊しようね。」

お後がよろしいようで、 ドンドン。

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