2014年1月6日月曜日

トルコ イスタンブールとカッパドキア。


飛んでイスタンブール。
光る砂漠で、ロール。
夜だけの~、パラダイス。

と、言うわけで、ワタクシ、イスタンブールに、やって来ました。

夜の、ブルー・モスクです。
事のキッカケは、昨年(2013年)夏、
「一緒に、トルコへ行かへん?」と、ジュニアからのお誘いの電話。
聞けば、年末年始期間でも探せばお安くトルコ旅行へ行けるらしい。
家族で旅行なんて、10数年間行ったことがない。
ボクも家内も即、OK。
計画や、飛行機、ホテルの手配は全てジュニア達がしてくれました。(らく~)



2013年12月30日(月曜日)

安売りのチケットの為、4人そろっての出国はできずに、29日にジュニア達が出発し、今日(30日)にボクと家内が出発することに。

関西空港から、 韓国経由で、トルコ イスタンブールを目指します。
まずは、関空から2時間ほどで、ソウル インチョン(仁川)空港に到着。
2時間ほど乗り継ぎ時間があるので、インチョン空港内を散策です。

おっと、いきなり、時代行列に遭遇。
韓国の人はあまり興味を示しませんが、ボクと家内は外国人。
「すっげー!!」と見とれてしまいました。

時代行列の後は、クラシックの生演奏会にびっくり。
こんなバイオリンやチェロの生演奏を聴くの初めて。
しかも、こんな近くで・・・。
最前列で、かぶりつきです。

会場変わって、琴の生演奏。
次から次へと、タダで楽しませてくれるインチョン空港に、感激。

関空は、当初、「24時間営業のアジアのハブ空港を目指す。」と言って開港したはず。
しか~し、韓国ソウル郊外に、この空港ができちゃったのよね~。
規模も設備も、関空とは比べ物になりません。
インチョン空港さん、あんたがアジアのハブ空港です。

あっちゅう間の、乗り継ぎ時間でした。

インチョン空港から、イスタンブール空港に出発です。
14時10分発 大韓航空955便。

機内の席は、韓国人のおばちゃん10人くらいの団体に取り囲まれてしまった。
隣の席のおばさんは、ボクの後ろの席の人としゃべる際、ボクの耳の横で韓国語をまくしたてます。大阪のおばちゃんよりパワーがある。
これから、イスタンブールまでの12時間のフライト。
このよくしゃべるおばちゃんに最後まで耐えられるか? お~。頭痛が・・・。

出発から1時間ほどで、昼ご飯を出してくれます。
大韓航空に乗るのは初めて。CAさんは親切、機内食も美味しい。
CAさんに、「カムサハムニダ(ありがとう)」と言うと、横の韓国のおばちゃんが、 「えっ?」という顔でボクを見ました。
ボクが、「ニッ。」っと笑うと、その後は、親切な韓国のおばちゃんに変身。
食事中に、自前の海苔を取出して、ボクと家内に、その海苔をくれたり、
韓国語で話しかけるCAさんに「この人ら、日本人やで。」と教えたり・・・。
何より助かったのは、頻繁、かつ長時間席を外してくれた事。(最後尾のスペースで友達と立って話をしていました。)
トイレに席を立つ時も気兼ねしなしで済みます。
カムサハムニダ~。

イスタンブール空港には、夜の7時(日本時間の深夜2時)に到着。
エコノミーの狭い椅子での12時間はコタえます。
疲れました。


空港からバスで約1時間。
新市街地にあるホテル近くの「タキシム広場」に到着。
バス停から、迷いながら荷物をカラコロ引いてホテルの着いたのが、夜の9時。
ここで前泊して、すでにイスタンブール観光を終えた長男と次男に合流。

日本国内でも滅多に4人そろわない家族がトルコで対面です。
2人とも、イスタンブールの散髪屋さんで、トルコ風ヘアスタイルにしてさっぱりしています。
お値段約1000円だったとか。 やす~。

ホテルの人のミスで、ボクと家内の部屋が取れていないみたい。
カウンターの人がトルコ語で、
「どないしまひょ?」と、電話で上司に相談しているみたい。
約10分カウンターで待たされた後、連れていかれたのがここ。
スイート、と言いますか・・・。 部屋の中に階段があります。

お風呂もメチャクチャ広い。 ベッドルームもこれまた広い。

最上階のため、部屋の窓からイスタンブールの夜景が、こんな感じで広がります。
ここは、ホテルの支配人が、宿泊する際に使う部屋。
ホテルは満室で他の部屋が確保できなかったためこの部屋になったみたい。
部屋を、確保していなかったホテルの人。  ありがとう。
ラッキーでした~!!


2013年12月31日(火曜日)

本日は、イスタンブール空港を、朝の8時40分に出発して、カッパドキアを目指します。

到着するのは、カイセリ空港。(トルコの中央部に位置します。)
空港から、カイセリ市内までタクシーで10分程。
通りがかったおじさんに、次男が声をかけると、こんな感じでポーズをとってくれました。
真ん中のおじさん。
後ろに見えるのは、カイセリ城。
3世紀から、増改築が繰り返された城壁とか・・・。
カイセリの町は、古き良きトルコの田舎町って感じ。
ナッツ類や、ドライフルーツの値段が、イスタンブールより安いとジュニア達が言っています。
通りがかったお年寄りが、「ウェルカム」と言ってくれました。 人も良く、歴史がある良い街です。

カイセリの町でお昼ご飯。 初めてトルコ料理を食べます。
ガイドブックで見つけたハイレットレストラン(Hayret Et Lokantast)
肉は、こんな風に後ろの様に焼きます。(裏側にバーナーがついています。)
「どんな味?」と聞くと、「食べてみたら。」とのこと。
少し食べさせてくれたのが、めちゃくちゃ美味しい!!

「美味しい!!」というと、このコックさんが、グーを出してきたので、グーとグーとでこっちんこ。
陽気なコックさんです。

メインのお肉料理(ケバブ)と、手前がパン。
先ほどのお肉に、ライス、ピーマン、焼いたトマトが付きます。
トルコ料理って美味しい!!

トルコと言えば、チャイ。
お味は完全に、紅茶です。
アッツ・アツのチャイに、角砂糖を2個入れてアマアマにしていただきます。
紅茶大好きのボクは、チャイが気に入りました。
「美味しい!!」


カイセリ市内から、ギョレメ(カッパドキア)までは、タクシーを利用。
ここで、東南アジア旅行大好きな次男からアドバイス。
東南アジアで流しや、客引きをしているタクシーは、とっても危険。
メーターを回さず法外な請求をされる事が多いので、まずは価格確認が必要。
アジア色が色濃く残るトルコも注意が必要なのです。
初めは、9000円と言っていた値段を7000円にして交渉成立です。
(あっ、これ、すべて次男が交渉してくれました。)

1時間弱で到着です。

ホテルに着いて明日の気球のツアーの予約をしていると、
「今から、乗れる。 今日は天気が良いのでお勧め。」とのこと。
「お願いします。」と、ジュニアが返事。
5分程で、ホテルに気球ツアーの会社の人が迎えに来てくれました。


ボクは、高い所が、だ~ぃ嫌い。「だから気球なんて絶対に乗らない。」
と言っていました。
「どうしましょ?」と思う間に、ホテルに迎えの車がきて、現地に到着。
「早く乗って。」と急かされるまま気球に乗ると直ぐ出発。
(他のお客さんは、ボク達の到着を待っていたのです。)
ボクは気が付くと、気球ツアー参加者となっていたのでした~。 ふわーっと浮く感じで、上昇します。
いきなり上昇して、高い所からカッパドキア全景を見せて終わり。
と、思っていましたが、そうではなく、低空飛行で観光スポットを巡ってくれるのです。 これならボクも怖くない。

つくしのような、へんな岩。

この台地は、下が赤い色の地層、上が白い色の地層と2層になっています。
気球の下では、乗馬や、4輪バギィーで散策している人が見えます。
左斜め下に、ボク達の乗る気球の影が見えます。

切り立った岩が続きます。 地球じゃなくて、他の惑星に来た気分。
スター・ウォーズの曲が聞こえてきそうです。
ここは、上からじゃないと楽しめません。


気球の中はこんな感じ。
右手前の黒い服を着た人がパイロット。
後ろにアシスタントの人がいます。

他の会社の気球も飛んでいます。

「岩に、ぶつかるんじゃない?」と思うくらいギリギリに高度で飛んでくれます。



約1時間のフライトの後は、シャンペーンで、乾杯!!
ケーキも付いて、他の参加者とも和気あいあいと過ごします。
高いところが、大っ嫌いなボクでも、とっても楽しい気球ツアーでした。

気球ツアーの後は、車でホテルまで送ってくれます。
運転している人が、「ナイス・ヴューのところがあるから」と、停めてくれたのがここ。
夕日に照らされた、これぞカッパドキアの古い街並み。
おもちゃのように見えますが、本物の家なのよ~。


2014年1月1日(水曜日・元旦)

次男が日本から持ってきた門松を、ホテルの装飾品の中に飾ってみました。
こうして、家族4人異国の地で、正月をお祝い。

ここカッパドキアは、昨夜12時を回り、年が明けると華々しく花火が20~30発打ち上げられました。
寝ていたボクは、花火の音でたたき起こされたのでした。


本日は朝から霧がすごい。
本日は、グリーン・ツアーといって、カッパドキアの名所を車で回るツアーに参加。
(ちなみにレッド・ツアーは、トレッキング)

まず、最初に連れてきてもらったのが、ここ。
岩が、ラクダに似ているのです。
白くぼやけているのは、霧のせい。カメラが悪いわけではありません。


移動は、このベンツのワンボックス車で。
(くどいようですが、白くぼやけているのは霧のせい。)
歩いているのは、ガイドさん。
日本語無しの英語だけのガイドです。
息子達と、ボクの3人は何とか解る。 ・・・が、家内はチンプンカンプン。
「同時通訳しろ。」と、無茶なことを言っとります。

3本の塔になっているのですが、お分かりいただけますでしょうか?
左の塔の手前に、小さい塔があるのです。
おとっさぁん、おかっつぁん、その子どもという、設定だそうよ。

ふる~い城跡に到着。
何でも、4000年前のヒッタイト人が作ったお城らしい。
霧でぼやけた山は、中がくりぬかれてお城になっているそうです。
崩れる危険があるので、中には入れません。
日本の城めぐりが好きですが、戦国時代のお城で、4~500年前。
それより、ずっ~と、ずっ~と、前のお城なのです。

お城の周りを、ハイキングです。
穴ぼこだらけですが、4000年前に人が暮らしていたのです。

柵があるわけでも、「触るな危険。」と注意書きがあるわけでも無く。
無造作に、4000年前の城跡の横を歩いて行けます。

穴の中に、蜂の巣のように見える場所は、鳩のおうち。
昔の人は、鳩を家に飼って落としてくれるフンを、肥料にしていたそうです。

少し山陰に入ると雪がいっぱい残っています。
ボクは、登山靴を履いているので平気です。
この日のために、重たいのに日本から持ってきたの。

いや~すごい。
昔は、ここにいっぱい人が住んでいたんですね~。

ここから近くのレストランで、お昼ご飯。
ツアーに食事が含まれています。
ボク達が入って20分ぐらいで、他の団体ツアーの人で席がいっぱいになりました。
聞こえてくる言葉は全て日本語。 ん~。恐るべし日本の力。
カッパドキアのレストランを占領です。

最後に来たのは、ギョレメ・オープン・エア博物館。
洞穴の一つ一つが、教会になっていて、キリスト教の講義をしてたそうです。

中は、撮影禁止がほとんど。

ここは、撮影オッケーなので。
洞窟の中へ入ると。

こんな感じ。
全部掘って造ったもの。
柱もあるし、教会っぽいでしょ?
ここは、食堂。
テーブルは掘ったもの。

修道士たちは、この穴の中で生活をしていたのでした~。

ここで、宿泊ホテルをご紹介。
カッパドキア・洞窟スイーツ(CAPPADOKIA CAVE SUITES)
何でも、カッパドキア 1~2位の高級ホテル(らしい)。
でも、ジュニア達が、お安く予約を取ってくれました。
階段を上がって2階がジュニア達の部屋。
その下の1階の部屋が、ボクと家内の部屋です。


洞窟ホテルです。
でも、実際には岩ブロックで作られて、先ほどまで見学していた、洞穴住居とは異なります。

でも、この先の小さな部屋は、完全に洞穴。
中には、ソファーと、洋服ダンスしかないのですが、洞窟気分を味わえます。
暖房も効いて、快適なホテルでした。
他の洞窟ホテルでは、暖房の無いホテルもあるそうよ。
今の時期、暖房が無かったら、寒いで~。


今日の夕食は、息子がネットで見つけたここ。
トプデック洞窟レストラン(TOPDECK CAVE RESTAURANT)

中はこんな感じ。 洞窟になっているのです。
すでに全席予約済み。
ボク達は、当日、ホテルの人にお願いして予約しました。
「早い時間ならOK。」とのことで、開店時間の5時半に一番乗りです。

飲み物は、トルコのビール エフィス・ビール(EFES BEER)
安くて美味しい。(レストランで300円ほど。スーパーだとロング缶で130円ほど。)

この料理は、そう、「トルコ風春巻き」とでも言いますか・・・。
横のヨーグルトを付けて戴きます。 これが、もう、無茶苦茶美味しい!!
中には、チキン、玉ねぎ、ハーブ、パセリが入っています。
最初の料理に、度肝を抜かれたボク達は、もう、この店の味に全権委任。
これは、ほかの料理も期待できます。

メイン・ディッシュ ラム肉。30トルコリラ(約1800円)。
美味しい!! 
ナス、キュウリ、ニンジンなど野菜もたっぷりで、醤油味っぽい味付け。
ライスと一緒に食べると、これまた美味しい。

4人でワーワー言いながら食べているので、シェフが気を良くして挨拶に来てくれました。
「ユア ディッシュイズ アー ベリー グッド。」です。

メイン・ディッシュ 牛肉。 20トルコリラ(約1200円)
柔らかい牛肉でこれまた美味しい味付け。
(これは、ラム肉の味付けとは違う、やや甘めの味付け)
肉の旨みを楽しむために、あえて野菜を少なめにしているのか?
たまりません。

メイン・ディッシュ 鶏肉。18トルコリラ(約1100円)
ラム肉、牛肉が、とっても美味しかったので、追加で頼んだ鶏肉。
すっかり気を良くしたシェフが、大急ぎで作ってくれました。
プリップリの食感。 日本の焼き鳥の甘ダレに近い味付け。
これも、たまりません。

店のお姉ちゃん。 ん~。プライスレス。
かわゆい!!
次男によりますと、この娘は、料理の説明とか丁寧にしてくれて、ネット上で評判が良いそうよ。
オーナーらしきオジサンがボク達の席に料理を持ってきてくれていたのですが、鶏肉の料理を持ってきてくれた際に、
「写真撮らせて。」とお願いして、快くOKをいただきパチリ。
トルコ美人です。

デザート。
ぜ~ンブ料理が美味しかったので、デザートも頼んじゃいました。
アイスクリームの下に、バナナが入っています。
バナナの産地から離れているからか、トルコはバナナが日本ほど安くない。
有名レストランのデザートになる地位を確保しておられます。

出るころは、お店の人とすっかり仲良しこよし。
ジュニアが、チップを出したこともあるのか、厨房の中の女の人が出てきてニコニコ挨拶。
シェフも出てきて、固い握手を、ボク達家族全員と交わしたのでした~。
とっても、美味しくて、楽しいレストラン、でした~。


ジュニア達は、パムッカレに向かうために夜行バスに乗って出発。
(ボクと、家内は夜行バスに乗ってまで観光を気がありません。)
ここで一旦ジュニア達と別れて、ボクと家内は、ここカッパドキアでもう一泊します。


2014年1月2日(木曜日)

この日は、カッパドキアから、再び、イスタンブールに戻ります。

昨晩、カイセリ空港行のバスを予約。
「8時に、ピックアップします。」とのこと。
飛行機は10時20分発なので、1時間半もかからないから、空港へは余裕で行けそう。
しか~し、迎えに来たのは8時半。 30分も遅刻です。
それから、15分くらい走ってマイクロバスに乗り換えて、空港に向けて出発。
「急げ~!! はよ行かんと、飛行機に遅れるやんけ~!!」
とってもスピードを出して運転するので、遅れてきた反省と、飛行機に間に合わせたい気持ちはあるみたい。
ぅん・が~。 途中でガスリンスタンドに入り、ガソリンを入れだしました。
停車時間約10分。(タンクが大きいのか?はたまた、ガス欠寸前だったのか?)
きゃ~。トルコ人の感覚がボクには理解でけん。前もって入れとけよ。
結局、空港到着は、10時。
飛行機に間に合いましたけどね。 とってもヒヤヒヤして疲れた~。

カイセリ空港から、イスタンブール空港まで。
1時間20分程のフライトです。

トルコ1泊目のホテルは、交通の便利な新市街地。
でも、観光目的の今回は観光名所や、バザールのある旧市街地で宿泊です。

空港からは、タキシム広場までバスで行き、そこから地下鉄(1駅)とトラムを利用。
まず、タキシム広場から地下鉄の入り口が分からない。
人に聞き、聞き、何とか駅に到着。
おもちゃのような、プラスチックのコインを買い改札に投入して入ります。
「どっちの、ホームに行きけば?」と、悩んでいると見かねて教えてくれる人が・・・。
そう、トルコの人は、親切な人が多いのです。

メトロと呼ばれる列車。

トラムの中は、こんな感じ。
混んでます。
大きいトランクを持っての、満員電車は厳しいものがあります。
なぜか「つり革」は移動式。 スルスルっと横に動くので、つり革をもったまま他人にぶつかりそうになりました。

スルタン駅で下車。 そこから、「え~っと、ホテルはどこじゃ?」
と地図を見ていると、「こんにちは、日本からですか?」
と、親切に声をかけてくるトルコの人。
家内:「ここへ、行きたいのですが・・・。」と、地図を見せると
トルコ人:「そこ、知っています。30リラで連れて行ってあげます。」
家内とボク:「・・・・。」
お断りして、ブルーモスクの広場を歩き出したのですが、その後も
「ガイドブックいらないか?」とか、「日本から?」と声がけする人、多数。
カイセリや、カッパドキアの、のんびりした田舎町の雰囲気と全然違うぞ~。
「日本語で声がけして、店に連れて行って高い商品を売りつけることがあるらしい。」 と、家内が注意勧告。
親切な人と、カモにしようと来る人の区別が難しい。

ホテル到着。 ホテルのロビーから20m程離れたアパートがお部屋です。
3階のアパートで、広いし2部屋あります。(入って一つ目の部屋)

2つ目の部屋。机もあるし広い。ジュニア達とゆっくり話過ごせます。
でも、2泊目3泊目もタオルを代えてくれません。
お風呂は、シャワーだけで、バスタブ無し。
そのシャワーも温度が不安定で、水になったり、熱くなったり・・・。
まっ、ブルーモスクやアヤソフィアのすぐ近くなので、良しとしましょう。

ブルーモスクの横を通り過ぎて、アヤソフィア博物館へ向かいます。
ここは、ブルーモスクとトプカプ宮殿に挟まれた位置にあります。
ここは、ビザンツ建築の最高傑作と評されるそうです。
初めギリシャ正教の大聖堂、それから、イスラム教のモスク、と変遷して行ったのです。

近くで見るとこんな感じ。
チケットに50人くらいの行列ができていて、その際にパチリ。
約10分並びました。
チケットを買ってから、空港のように手荷物検査や、金属探知機の検査を受けなければなりません。
トルコは、中東のすぐ近く、また、内戦の続くシリアの隣国。
日本人よりも、はるかにテロの危機意識が高いのです。

入ってまずは2階へ。
こんな暗くて狭い通路をくるくる回りながら2階へ上がります。

2階に上がればこんな感じ。
天井の壁画がすごい。

2階から下を見ると、こんな感じ。
左側の足場は、補修工事によるものです。

これが、隠れていたモザイク画。
キリスト教の教会から、イスラム教のモスクに変わった際に、埋め込まれたもの。
漆喰の下に、こんなモザイク画が隠れていたのです。

2階から見た、ドーム正面天井。

2階奥の、モザイク画。
ここも人がいっぱでした。

1階に下りてきて見るとこんな感じ。

出口付近に置かれた、古く大きい壺。


続いて、地下宮殿に向かいます。アヤソフィア博物館のすぐ近くです。
中は、こんな感じ。
4世紀から6世紀に造られたそうで、地下の貯水池として利用されたもの。(だから、宮殿じゃないの。)
縦140m、横70m、高さ8mあるそうです。
発見されるまでは、この上に家を建て床に穴をあけて水を汲んだり魚釣りをしたりしていたそうです。
今も、水の中には、鯉にいた魚がいっぱい。
鯉のように、餌をもらえると思って人に寄ってきます。

真ん中あたりまで歩いてきて、もう一枚パチリ。


いっちゃん奥には、人が見ると石になるというメデューサの石造が、柱の下に置かれています。
柱の台座に使うために、どこかから持っきたらしい。
織田信長が、安土桃山城にお地蔵さんを石材として使ったのと同じですな。

夕食は、ジュニア達お薦めの店へ。
ジュニア達が行った際には行列ができていたそう。
ボク達が行った際は、1席だけ空いていたのですぐに座れました。
ラッキー!!

たまたま、横の2席が空いたのでパチリ。
お店の中はこんな感じ。
さすがに、横の席に人が座っていると、カメラを向けることはできません。

飲み物に家内が選んだのがこれ。
地元の人はよく飲んでいます。
お味は、飲むヨーグルトに近い味とのこと。
でも、家内のお口に合わずほとんど残してしまいました。

パンは、無料で出てきます。
トルコで食べるパンは、どこも美味しい。
地元の人が行くスーパーを覗いてみるとこのパンで約20円で売っていました。

パンは付いていますが、ご飯をオーダー。
塩味で、チャーハンのように美味しい。家内は大のお気に入りです。

メインのケバブ。
お皿の細切れの肉が羊肉で、下の細長い肉が、牛肉。
少々辛い赤いソースを付けて戴きます。
ピリッと効いて美味しくなります。


2114年1月3日(金曜日)

朝から、ブルーモスクに行きましたが、礼拝の為、13時半まで見学お断り。

仕方がないので、トプカプ宮殿に向かって歩き出すと、「こんにちわ。」と後ろから声をかけてくるトルコ人が・・・。
日本語を自由に使いこなすします。その人いわく、
1)ブルーモスクが午前中見られな分、トプカプ宮殿は、とっても混む。
2)グランドバザールを先に行った方が良い。
3)グランドバザールは、偽物を売っているので、買ってはだめ。
4)この近くに、問屋街があり、そこは安くて、物が良い。
と、親切なトルコ人が観光客の日本人にアドバイスって感じ。
家内が場所を聞くと
「あっちの方なんですけれど」と、困った風。
少し考えて、「連れて行ってあげます。」
と、喜ぶ家内と一緒に、ボクを気にせず歩きだしました。
約10分後、店に到着。問屋街ではなく普通のお店です。店の人は、完璧な日本語使います。
ボクは、「怪しいな~」と思いながら、椅子に座って聞いていました。
スカーフが欲しいという家内に、初め見せたのが2万8千円のもの。
(「そんなん、無理。早く、この店出よ。」と、ボクは思います。)
お店の人が次に見せたのが、カシュミア製の、1万円のもの。
(「高っか~。スカーフに1万円も・・・。もう、はよ店出よ。」と思っていますが)
この1万円のスカーフに家内が食いつき、あれや、これやと選び出しました。 10分過ぎても選んでいる家内に「もう、いい加減にし。」と言う気分になったボクは
怒った顔で、「もう、先に行っとく。」と言い一人で店を出ました。
家内が、大急ぎでついてくる音は聞こえました。
しばらく歩いて振り返って「怪しいと、思わへんの・・・・。」と、怒りかけて、家内の顔を見て、ハッと息を飲みました。
家内は、もっと怖い顔をして、完全に怒っています。(こわ~)
こんな時は、何を言っても、無理。 さらに怒るだけ。
2人無言。 険悪な雰囲気でトプカプ宮殿に向かいます。
最初の門の「皇帝の門」を入ります。
何故かグリーン・ベレーを被った兵隊さんが自動小銃を持ってガードしています。


2つ目の門の「迎賓の門」。
門の右側がチケット売り場。
12月29日に先に見に来ていたジュニア達は、「チケット買うだけで1時間並んだ。」と、言っていました。
しか~し、3~4人しか並んでいません。
「空いているやん。 やっぱり、さっきのトルコ人、怪しいで。」
と、無言の家内に恐る恐る話しかけました。
家内も、そう思ったらしく「そうやね。 高い物買わされるとこやったかも・・・。」とのこと。
ここで、やっと、家内の機嫌が直ったのでした。

アップで見るとこんな感じ。
ここで、チケットを渡して入城します。

最初に向かったのは、「カッケンの間」。

ここが、その中。
応接室みたいなもんです。
手前は絨毯が展示されています。

ここから、中庭を横切り宝物館へ。

49カラットの、鶏の卵より大きいダイヤモンドとか、大きなサファイヤが3つもついた「トプカプの短剣」とか、宝石をちりばめた椅子とか、そりゃーもう、びっくりします。
あまり凄くて、よくわからなくなってしまいます。
でも、撮影禁止のため写真はありません。

ここは、タイルが美しい建物。

中は、こんな感じ。

「もう、帰ろっかな~。」と、思っていると、宝物館へは、こんな行列になっています。
「早く、来て良かった~!!」
親切に話しかけて、店を紹介するトルコ人には、注意!!
(確か、昨日家内がボクにアドバイスしていたことですが・・・。)
「グランド・バザールでは、勝手に、トルコ人について行ったら、アカンで~。」と、家内に念を押したのでした。


グランド・バザールに到着。

中は、こんな感じ。
ここは、衣料関係エリア。どれも値札が付いていない。
相手を見て値段を吹っかけてくるみたい。
「日本人価格」と言うのがあるそうよ。もちろん高めの価格です。

ここは、貴金属エリヤ。ピカピカ見せるために各店光度をあげています。


夕方、ブルー・モスクに出かけました。
ブルーモスク横の広場。
世界中から、観光の団体さんが来ています。
もちろん、日本の団体さんも多いのよ~。

正面からの、ブルーモスク。
正式名は、スルタンアフメット・ジャーミー(Sultanahmet Camili) /> 特徴は、6本の塔(ミナーレ)
造った王様のスルタンアフメット1世は、「黄金:Altun(アルツゥン)」のミナーレを作るように指示したが、設計家が「6:Altun(アルトゥ)」と、聞き間違えたので、6本になったとか・・・。
はたまた、「黄金で、そんなん、できまっかいな。」と、聴き間違えたことにして6本にしたとか・・・。
諸説ありますが、絶対聴き間違えた事にして、誤魔化したと、ボクは思いますが・・・。


モスクの中はこんな感じ。

天井です。

本日夜の9時に、パムッカレに行っていた、ジュニア達と再会。
ところが、長男が風邪をひいてしまいダウン寸前。
すぐに、寝かせて、ボクと家内は冷や冷やです。
異国の地で、体調を壊すと、とっても不安。
長男は、仕事の都合で、日本へ明日帰るので、風邪でヘロヘロでの長時間のフライトに耐えられるのか?
親として、不安は尽きないのです。


2014年1月4日(土曜日)

朝は、長男の心配から朝9時過ぎまで寝かせていましたが、起きると結構元気。
いや~、若いって素晴らしいですね~。

4人でタクシーに乗り、カーリエ博物館に出かけましす。
ホテルの人に聞くと、不便な場所にあるのでタクシーが一番便利で値段も高くないとか。

カーリエ博物館の入り口。
ガイドブックによりますと、 ここは、5世紀初めにコーラ修道院として建てられ、その後イスラム寺院として使われた際に、アヤソフィアと同じくモザイク画を漆喰で塗りつぶされたそうです。
20世紀中ごろ、アメリカの調査隊がモザイク画を発見したそうです。


中は、こんな感じ。
モザイク画は、ほとんど天井にあります。

イエス様の表情は、モザイク美術の傑作のひとつと言われているそうよ。

これも、金ぴかできれいなモザイク画。
双眼鏡を持って来ていたので、じっくり観察。
一つ一つ、小さなチップをはめ込んで絵にしているのが良くわかりました。

真上のドームには、こんな絵がモザイク画。
上ばかりを見ているので、首が痛くなってきます。

館の入り口右には、フレスコ画が描かれています。
これは、ビザンツ芸術の中でも、評価の高い作品だそうです。
ん~。ここらへんになると、その良さがボクにはよく、分からないのよね~。


長男が夕方の飛行機で帰るので、今日の昼で、家族4人の旅行も最後。
ちょっとリッチに、カーリエ博物館の近くの宮廷料理レストランランチを楽しむことに。
エビの料理。
上品な味付け。
これぞ、地中海の味。

売りの中に、ミンチ肉とか玉ねぎとかを入れています。
宮廷料理っぽくなってきました。

牛肉料理。
トルコと言えば、やはりお肉は外せません。

もう一つのメイン・ディッシュ。
鶏肉です。

レストランで、タクシーを呼んでもらって、ホテルまで。

仕事の都合で長男は、一日早くトラムでご帰国です。
バイバイ。 お気を付けて~。(^_^)/~


残りの、次男、家内、ボクの3人でエジプシャン・バザールを目指します。
土曜日だからでしょうか? ものすごい人です。

エジプシャン・バザールに到着。
無茶苦茶活気があります。

こんな香辛料を売る店や、

陶器関係のお店。

12月29日に一度来ている次男は、安い店を見つけているので、ここでは見るだけ。
ネットで調べたお店で、「からすみ」とキャビアを試食もらい、試食だけで退散。
店の人と握手して、「また来ます。」と言ってさようなら。


トルコは、スパイス関係が安いので、お土産は、これで決まり。
いろいろ値段を比べた結果、次男お薦めの店がここ。
これは、店の外。 大量の商品を無造作に袋のまま陳列。
手前の、エビ色をしたのが、サフラン。
日本で買うとお高いとか。
家内が、友達へのお土産として、100gを、ガサッと、すくってもらって購入しました。

店内はこんな感じ。 いろんなスパイスがあります。
数種類のスパイスを、お店の人に混ぜてもらってミックス・ペッパーの出来上がり。
ここは、お店の人が、量り売りしてくれます。
この店は、無口で愛想の無い、いかつい体をしたお店の人が、指さすスパイスをすくって袋に入れてくれます。
無口だけれど、誠実に対応している感じが良い。
日本語で、呼び止めるグランドバザールのお店の人とは、全然違います。

車の向こうは、ボスポラス海峡。(写真は、車に隠れて海峡は見えません。)
その向こうに見える街並みは、新市街地。
トルコに来た日に宿泊したところです。
一番背の高い三角帽のツンと尖った建物は、ガラダ塔。
高さ67m。14世紀に建てられたもの。
新市街地のランドマークです。

上の写真を撮って、ぐるりと向きを変えるとこんな感じ。
凄い人波。
グランド・バザールは観光客相手。
エジプシャン・バザールは。地元の人相手。って感じです。

この並びにある魚屋さん。
次男が、からすみを、8つも買いました。
さっき、試食させてくれた店で、約2400円と言っていたからすみが、なんと約800円。
さっきのお店では、1~2ミリの薄切り試食が、ここでは、バサッと切って「食べてみ。」って感じだったそうです。



からすみは、棒鱈(ぼうだら)の卵巣を加工したもの。
高級食材の為に、ボクは今日、初めて食べた。
そのからすみをアテに、ホテルで次男とビールを飲みます。
これが、次男が「おまけ」でもらったからすみ。
さっきの魚屋さんで、たくさん買ったので、1本サービスでもらったもの。
最初のお店で、薄切りからすみを試食した家内は、「ん~。」とイマイチの反応。
でも、このからすみは、「美味しい。」と言って何度も食べています。
そう言えば、薄切り試食は、周りが固く黒くなっていたな。
次男に言わせると、「あれは、古いからすみ。」とのこと。
トルコは、探せば安く、いいものが買えるのです。
ボクは、今日、一生分のからすみを食べた気がしま~す。

ちなみに、これが、イズミルという町で次男が買ったキャビア。
約2400円。
「食べる?」と言ってくれましたが、ふたを開けると、閉まらないようなのでギブアップ。
こんな、高級食材は、ボクには、縁が無い方が幸せかも・・・。


2014年1月5日(日曜日)

今日は、ボク達も帰国の日。
出発時間は、夜の8時半。それなら、今日、一日遊べます。
しか~し、昨日、次男が魚屋さんでからすみを沢山買った際に、現金のトルコリラを、空港までの電車代を残してほぼ使い尽くしてしまったのです。
5000円だけででも、両替する?(両替所は、市内に沢山ある。)
いやいや、ユーロや、ドル札なら、まだししも、トルコ・リラ札は絶対に余らせたくない。(もったいないやん。)
お昼ご飯を、カードが使える宮廷料理のレストランで戴いて、4時過ぎには空港に到着。
イスタンブール空港の免税店を買う気もないので2回も3回も見て回りました。
市内でギリギリ遊んで空港に焦って行くより、この方が安心。


トルコ旅行は、家族4人でとっても楽しかった~。
ジュニア達も、もうすぐ自分の家族を持つ。
そう思えば、もう、4人で海外旅行なんて、きっとこれが最後。
トルコの人と臆せず対応するジュニア達を見て、子供の成長を実感する旅行でした。
(ボクは、どうしても、オドオドしてしまう。)
でも、国内の自転車旅行も、また、一緒に行こな~。



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