2013年4月14日日曜日

桜の吉野山。

2013年4月14日(日曜日)

この季節、あまり自転車に乗っていない。
ゴールデン・ウィークを前にちょいと体を自転車に慣らす必要があります。
と、いうことで今回吉野山まで自転車で行くことにしました。
満開の桜にワク・ワク。


吉野山の桜は麓(ふもと)から順に咲き始め、一目見ると千本の桜が見えることから
「下(しも)千本」「中(なか)千本」「上(かみ)千本」「奥(おく)千本」と呼ばれています。
下から咲き始めるので、長い期間桜が楽しめるのです。
ただ、人の多さはハンパ無し。
ボクが、旅館でバイトしていたのもここ。(マチョ松と呼ばれとりました。)
春の旅館の忙しさは殺人的。
普段お店をしていない民家も、桜の時期はお店に早変わり。
吉野山の人は、1年の儲けの半分以上を春で稼ぐのです。



奈良盆地から、吉野山に行くには、国道169号線を走りますが車が多く歩道が無いので、自転車には危険がいっぱい。
と、いうことで裏道の国道309号線を走ります。
けど、峠道になると、結構足にきます。


吉野川沿いに到着。
橿原市から20kmほど。
川上に向かって左側を近鉄電車と国道169号線が通っていますが、川上に向かって右側の県道39号線を走ります。
一部道が狭いところがありますが、自転車なので大丈夫。
車が少なくて、快適なサイクリングです。


このまま直進すれば吉野山。
でも走行できるのは、大型バスのみで一般車両は侵入不可。
係員さんがいて、入らせてくれません。
自転車はOKですが、ボクは吉野駅から登るつもりなので、この道は通りません。



近鉄 吉野駅に到着です。
ちょっと、寄ってくことに。


すご~い人ごみ。
こんな田舎の駅で、これだけの人は、桜の季節のみです。


ここから、中千本までシャトルバスが出ています。(350円)
見て、この列。
自転車を駅前に置いてバス利用も考えていましたが、こんなの無理。
自転車で山を登ることに決めました。

七曲坂(ななまがりざか)から吉野山に登ります。
近鉄吉野駅から南(吉野山方面)に約200m歩くと「七曲坂」の入り口。
吉野山の旅館でアルバイトをしていた時によく通った道です。




それがここ。
自転車で漕いで登るには少し急。
でも、押して歩くには良い感じのハイキングコースです。
吉野山までは、プラプラ歩いて約20分で到着です。
長い時間バスを待って、ギュウギュウ詰めのバスに乗るよりはるかに良い。
楽しくて、気持ちよくて、しかも、お金がいらないのです。



他に自転車で来ている人も、押して歩いています。
「いや~。新緑が綺麗ですな~。」って、あれ?
下千本では、とっくに桜は散っています。


途中桜が咲いていたのでパチリ。
下千本、中千本で咲いていた桜は、ここだけでした。
貴重な桜です。


七曲坂を登りきると、そこは吉野山のメイン・ストリート。
あまりの人の多さにびっくり。
自転車を押して歩くにも邪魔になります。
ここは、すっぱり自転車を諦め、自転車を空き地に置いて歩くことに。


人混みの中、ゆっくり歩いて10分弱。
蔵王堂が見えてきました。


ここも、大勢の人です。


中千本から、奥千本には、バスに乗るのが一般的。
ですが・・・。
右側の人の列がバス待ちの列(300~400m)。
左側の人が、歩いて登る人。
もう、グチャグチャ状態です。
待つのが嫌いなボクは、このまま歩いて行くことにしました。


急な坂も多いですが、歩いて登るのも良いものです。
だって、景色が綺麗だもの。
この自転車を押して歩いている人と、バイクの人が見ている景色が、

これ。 吉野山の家並みと蔵王堂の建物が見えます。
これで、桜が満開なら最高に綺麗なのに~。

と、ふとボクは大事なことに気が付きました。
「 確か、ボクは桜の花を見に来たはず・・・。」
ここ上千本でも、多くの桜が散っています。
さらに上に登って奥千本に期待を込めるしかありません。



最後の民家の集落の後ろに、吉野水分(みくまり)神社が見えてきました。
ちょっと中に入りますと。


枝垂桜が綺麗です。
ここら辺は、標高が高いので、桜が見ることができます。
「よかった~。」


さらに上り坂を歩きつ続けて約20分。やっと金峰神社の鳥居が見えてきました。
右の列は、帰りのバスを待つ人々。
ん~。帰りもバスに乗れそうにありません。


その鳥居から、急な坂を登ります。「もう少しだ~。」


金峰神社に到着。
お賽銭を入れて、2礼(ペコペコ)2拍(パンパン)1礼(ペコ)。
これで、完璧お参りです。


金峰神社を左に降りていくと。義経の隠れ堂があります。
吉野は、義経が弁慶と一緒に兄の頼朝から逃れた地。
この、お堂で隠れていたのです。


金峰神社に戻って右側の道を進みます。 目指すは「西行庵」。
ここから先はトレッキングコース。
メイン・ストリートで見かけたガイドさんが旗を持ってのバス団体客はパタッと消えます。
気合の入った山ガール、山おじさん達の活動域。
トレッキングをする気で来ていないボクですが、 自転車用のスパッツと、スパッツの上に短パンを着ているので、一見、山おじさん風。
山おじさんのふりをして歩くことに・・・。


10分程、細く険しい道を、チッタラ・クッタラ歩きますと、桜が満開の場所があります。
奥千本です。
ここに、西行庵があります。


これが、西行庵。 
「ちっちゃ。」という人も居られましょうが、西行さんは、こんな山奥で、か~つ、質素な庵で生活をされたのです。
「冬、寒いやろな~。ご飯は何を食べたてたんかな~。」とか、色々心配するボクです。


山の反対側から見た、西行庵の一帯。
ここが、一番桜が綺麗でした~。
七曲坂に自転車を停めてから、おやつタイムを含めて2時間半。
このまま金峰神社に戻り、帰りのコースとなります。
来た道を、帰りま~す。


金峰神社の展望台から見た山の風景。
「登りました~。」って感じです。


金峰神社の鳥居の向こうがバス乗り場。
来た時より、もっと人が増えています。
「え~い。歩いて帰っちゃる。」

下りは、とっても楽ちん。
体力も残っている感じなので、小走りで坂道を駆け下りることに。


時間はまだPM2時前。 まだまだ、人が登ってきます。
ボクは、軽快に「トットット。」と、駆け下ります。
下のバス停まで約30分で到着。
(登りは1時間半ほどかかったのに・・・。)
バス代浮きました。
(お茶もおやつも持参のボクは、本日お金を使っておりません。)
露店で売られている野菜には、ご注意を。
吉野山に野菜農家いない。はるか遠い中国産だったりします。


七曲坂に置いている自転車の所まで行くのが大変。
人、人、人、で身動きが取れません。
このメイン・ストリート地域の桜は、ほとんど散っています。
「大阪の桜が散ったので、吉野山の桜を見に来た。」
という人も多いはず。
年によって変わりますが、下千本の桜の時期は大阪とそんなに変わらない。
中千本で、気持ち遅い程度。
「遠くまで来て、人ごみしか見なかった!!」
と、ならないようにね。


桜満開の吉野山を目指して、再度、挑戦!!
2017年4月16日(日曜日)
本日、吉野山の友人の満開情報を基に、吉野山にやって参りました。
また、自転車で・・・。

前回と同じく、七曲坂に自転車を置いて、歩いて中千本へ。
中千本から、上千本を見るとこんな感じ。
山の斜面に、満開の桜が咲きます。
「綺麗やんか~!!」
と、上千本を目指して歩きます。


人でごった返した急な坂道を、チッタラ・クッタラ汗をカキ・カキ上千本までやって参りました。
吉野山の蔵王堂の大きな屋根が見えます。
情報通り、上千本は満開。


上千本の桜の綺麗なことったらありゃしない。
満開のタイミングがバッチリです。
本日は、ここがベストスポット。
多くの人が、ここでゆっくり見ています。


いや~。綺麗な桜に満足っす。
上千本、最高!!
やっぱ、吉野山の桜はすごい!!

体力もある感じなので、さらに坂道を上って奥千本まで行きましたが・・・。
やめておいた方がら良かったかも・・・。
奥千本は7分から8分咲き。
もともと、奥千本は桜の木がとっても少ない。
満開でないとイマイチなのです。

今日の車の渋滞は、すごかった~!!
ボクは、自転車で道路の脇をスイスイだったんですが・・・。
写真は、自転車で近鉄吉野駅に向かう際のもの。
時刻は、12時半。
帰る車(右側)と、行く車(左側)とが道路を埋めています。
花見の時期、休日に車はやめた方が良っすよ~。



2018年4月3日(火曜日)
今年も、吉野山まで自転車で行ってまいりました。
大阪や私の住む橿原市の桜は花吹雪の状態ですが、吉野山は今が満開です。

七曲坂から、パチリ。(下千本です)
下千本の桜もバッチリ綺麗に見ることができました。
いや~、綺麗っす!!

七曲坂から下を見てパチリ。
例年は下千本から順に満開になりますが、今年は急に暖かくなったために、吉野山全体の桜が一度に見ごろになったそうです。
下千本の桜で十分満足ですが、やっぱメインは上千本でしょう。
ここから1時間以上かけて歩いて登ります。

蔵王堂(ざおうどう)の横の道からパチリ。
はるか山の上まで桜が広がります。上千本の桜です。
あの山のてっぺんまで歩きます。
目指せ、上千本。

それがここ。今日は天気が良いので汗ポタポタです。
ここからの景色も綺麗だったのですが、少し左を向くと・・・。

満開の桜が広がります。ザ・カミセンボンって感じです。
もう、周りは桜だらけ。
満開の桜は、まさに圧巻!!


今年の桜は、早かったので比較的団体客が少なかった。
大型バスを使っての団体旅行の花見客は事前予約なので、ピッタリ満開に合わせるのは至難の業。
今の時期、例年ならまだツボミですものね。
例年満開の4月中旬にかけて大型バスがワンサカ吉野山に来るんでしょうが・・・。
御免なさいね。その頃の中千本は花吹雪と思います。
でも、ガッカリしてはいけない。
目指せ!!奥千本!!


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